結論から言うと、ねらってほしいポイントに鍼を打つ鍼灸師になかなか出会えなかったからです
長いこと痛みと付き合うと、どうにか逃れる工夫やたとえわずかでも楽になる方法を編み出します
私の場合、筋肉層の隙間からやっと触れられる、特定の角度からのポイントを上手く押せた時、数日間は楽になれていたんです
というわけで、そのポイントに鍼を打ってほしいと何人も頼みましたが、たいがい浅い鍼と神秘的な説明でお茶を濁されました
仮説や理論は素晴らしいのですが、私の場合それでは一向に楽になりません
よっぽど危険な部位なのだろうか?とずっと疑問に思っていましたが、、、
単に深い鍼を打つ鍼灸師が世の中に少なかっただけと知りました
解剖的・立体的な把握が必要で、リスクも高いです
だから確かにむやみに打って欲しくはありません
さて、ポイントを自分で刺鍼できるようになると、ちゃんと痛みから解放されました
鬱になりそうなほどツラかった不快症状も今では全く気になりません
そのよろこびから、なおせる治療家になろう〜と思うようになりました
後戻りできないクスリや手術により、本来そなわったカラダの能力を失うことに無意識なのは、あまりに悲しいことです
鍼の可能性を多くの人に知ってほしいと願っています